手間を処分する
シンプルライフ、少ない物で暮らしたい、的なことをやっています、一応。
ただ、突き詰めていくと結局のところは「手間をかけたくない」に尽きるような気がします。
掃除したくない
お手入れもしたくない
片付けもしたくない
…って、身もふたもない(笑)。
歳を重ねるごとに本性が露わになってくるというか(笑)…本音だだ漏れになりますよね、なんか。
でも、何よりもまずそれなんです、本当に。
「手間を処分」したくなったきっかけ
もともと膝が悪いのに加えて、去年初めてぎっくり腰になって(西洋じゃ「魔女の一撃」って言うらしいですけど、マジで後ろから誰かに腰を殴られたと思いました)。
かがんだりとか持ち上げたりなんてことが、ますますしづらくなりました。
そこに生来のめんどくさがりとものぐさと掃除嫌いが加わると‥‥「四角いところを丸く掃く」がますます加速することに。
床に置いてあるモノをどかして、かがんで、隅々まで丁寧に‥‥なんてことが、性格的にも身体的にもきつくてしょうがないのですよ。
あとはまあ、東北民としてはやっぱり震災が。
PCデスクの上のディスプレイは落ちる、玄関の靴箱の上の鏡は落ちて割れる、食器棚は倒れて扉も中身も割れる…それをひとつひとつ片付けていくときのあの疲労感はもう二度と味わいたくありません。
理想の家はこんな感じ
となると…究極の理想は、割れない、落ちない、倒れない、持ち上げない、床と壁と家具が一続きになっているような家。
いつか買いたいルンバくんが(ルンバくんならずとも、クイックルワイパーなどでも)隅から隅まで何の障害物にも引っかからずにすいすいと綺麗に掃除できるような家。
何も置いていない机やチェストの上をウェーブなどですいすいーっと撫でればホコリが取れる家。
いちいちものをどかしたりかがんだりしなくていい、立ったままで気軽に掃除ができる家。
もう、色気も素っ気もカワイイもオシャレもなくていい、ただただシンプルに、どこまでも平らな平面であればいい。
ホコリが溜まって掃除のしにくい凸凹は極力なくしたいし、移動させたら山ほどホコリが出て来るような細かい家具もあまり置きたくない。
かがんだり床に膝をついたりしないと届かないようなすき間もなくしたい。
つるーんと、のっぺりーと、がらーんとした家。
―― なんだろう、心そそられないキャッチフレーズですかね…個人的にはものすごくそそられるのですが(笑)。
もう扉や引き出しのないオープンな棚は買わないと思いますし、ずいぶん前に買って現役で使っているディスプレイ扉つきのチェストも次は買い替えたいと思っています。
結局目にうるさくなるのでディスプレイはしないし、そうなると扉の部分にホコリは溜まるし表面が凸凹してスッキリしないし、あまりいいことがないんですよね。
あ、あと虫が出るような安い自然素材ものもNG…こないだ購入4年目の食器棚に虫が出たときは光の速さで処分しました。
プラスチックでもスチールでもいい、質感や味わいよりも手入れを取りたい(また味気ないことをw)
結論
ということはつまり、そもそも物を多く持たなければ、収納も少なくて済むし、がらんとした掃除のしやすい家になるってことですよね。
なんかいろいろかっこいいこと言いたくはなるんですが、正直それが結論です(笑)
手間を減らすために物を減らす。
うん、わたしにとっては最高のモチベーションです。