TEMA-NUKI Days

かんたんべんりにくらすためのちいさなライフハックなど

我が家でものを処分するときのたった1つの大切なルール

 

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我が家の「ものを処分するときのルール」はたった1つ。

「その『もの』の持ち主に捨てて良いかどうか確認する」ことです。

といっても我が家は夫婦二人暮らし、そして主にものを処分するのは妻であるわたしなので、正確には「旦那のものを捨てるときには必ず旦那に確認する」がルール、ということですね。

「捨てられない」気持ちはよくわかる


基本的には自分も「捨てられない」タイプの人間ですし、中高時代に友達と授業中やり取りしていた手紙(!)ですらつい最近まで保管していました。
思い出のあるものは捨てられない、もったいないと思うと捨てられない―― でもだんだんと「持たない身軽さ」の方が心地良くなってきたり、思い出のものはデジタル化して保管する方法を覚えたりして、思い切ってものを処分できるようになってきました。

でも、旦那はまだそうではありませんし、もしかしたらずっとそうはならないかもしれません。そして、別にそうならないとしても問題はないと思います。
もったいない、思い出深い、取っておきたい、そう思うものは「スペースの許すかぎり」保管してくれていいと思いますし、贅沢を言うならば「見せない収納」にしてくれたらもう、単純なわたしはものの存在を忘れていられる(笑)ので、無問題!

 

「勝手に好物を食べられる」ことに似ている…?

これはあくまでも個人的な感覚ですが…「勝手に自分のものを捨てられる」のと「勝手に自分の好物を食べられる」ことって似ているような気がして。

わたしは基本的に小食なのですが、それゆえにかけっこう「食」への執着が強いと思っています…あまり自慢できることではないですが(笑)
特に、すぐにお腹がいっぱいになってしまって「これは大好きだけどもう食べられないからあとで食べよう」って楽しみに冷蔵庫に入れておいたものなどを、勝手に食べられてしまうともう…!それで何度妹と大喧嘩になったかわかりません。

また買ってきてあげるから、ごめんね、と言われればそこで気持ちを収めるべきなのでしょうが、それでもこの「いつかあとで」という楽しみな気持ちをフイにされた恨みはなかなか癒えず…食い物の恨みは恐ろしいと言いますが、自分でも恥ずかしいくらいに不機嫌になってしまうんですよね…

わたしは自分のものを勝手に捨てられたことはほとんどなくて、実家の母はこの歳になっても「物置に入ってるアンタの本どうする?」と聞いてくれるくらい配慮のあるタイプなのですが(先日全部処分しました!)、この食べものの恨みを思い出すと、勝手に捨てられた怒りってこういう感じじゃないかなと想像できる気がして。
そう考えるともう、旦那のものを無断で勝手に処分することはできなくなってしまいます。

 

「捨てられない」人のための仮置き場を作る


旦那のものを無断では処分できない、でもいつまでも出しっぱなしや乱雑なまま置いておくのはわたしがストレスになってしまう。
その状況を解決するために、わたしは「旦那の私物を保管する仮置き場」をあちこちに作ることにしました。

押し入れケース

先日記事にした、押し入れ収納ケースを「個人BOX」にする、という作戦はその最たるもの。

mndgt.hatenablog.com

詳しくは上記記事を読んでいただくとして、大きめの押し入れケースに夫婦それぞれの私物を入れて押し入れにしまう、という方法は予想以上に有効で、今やすっかりとりこになってしまっています。
わたしの私物はケース1つ、そして旦那の私物はケース4つ。
旦那の私物もこれだけに収まっているわけですから、たとえば夫の趣味のもので一部屋丸々占領されてる!というような悩みに比べたら本当にありがたいことなのだと思います。

次に引っ越す先がもっとスペースの狭い家ならば、そのときはお願いしてケースの数を減らしてもらう予定でいます。

 

カラボ+引き出し

もう1つ、普通の2段のカラーボックスに、後付けできる引き出しセットを導入して簡単なチェストを作り、旦那専用にしています。

置き場所は、ダイニングテーブルの旦那の椅子の後ろ。振り向けばすぐに手が届く位置です。
カラボの上には旦那のハンカチや携帯の充電器の入ったカゴを置いて、朝出かけるときにここからハンカチと携帯を持って行く感じに。

この引き出し群は、普段飲む薬など現在進行形なものの他に、ハガキを持参すると割引になります系のDM、きっとアルバムに貼ったりはしないけれどかといって捨てるのもためらわれる職場での写真などなど、なんとなく取っておきたい、いつかは使うかも?というものの巣窟になっていて。
あちこちに置きっぱなしになっている細々したものを「どうする?」と聞いて「まだ取っておく」と言われたものはたいていこの中に収まります。

そういうものをしまうためにわたしもよくこの引き出しを開けるのですが…中の状態は本当に「巣窟」、または「魔窟」…?(笑)
ハガキや小さめの紙類、写真、カード、何かの鍵?キーホルダー?何かのカバー?何かの小箱…???あらゆるものが雑然と詰め込まれていて、見なかったことにしてすぐ閉めたくなる勢いです。

一度、この中を整理したい!と思い立ち、旦那に許可を求めたところ「いいよ~」という返事をもらったので、やるぞー!と思った……こともありました。
でも、引き出しを開けるなり途方に暮れてしまって…なんかもう、いいや、と(笑)
ここはあくまでも旦那のテリトリー、どんなにごちゃごちゃしていようとも旦那が良ければそれでいい、引き出しを閉めてしまえば中は見えないんだし(逃避w)

ここもいつか引っ越しなどで、違う収納に中身を移してもらうときが来たら、取捨選択して整理してもらおうと思っています。

 

「テリトリー」は大事


ここは自分だけのテリトリーだから、何をしてもいい、自由でいい。
そう思える場所があるというのは、とても安心だし心地良いことだと思います。

そしてわたし自身もたぶん、「ここは彼のテリトリーだから手出しは無用なのだ」と割り切れることは、精神安定上いいことなのではないかと。

逆に「ここ以外の場所は自分の裁量でどうにかできる、ならばそこに注力すればいい」と考えると、やることはまだまだたくさんあるし、処分すべきムダなものもたくさんあります。
それをぜーーーーんぶクリアして初めて、「あなたの分も減らしてもらえたらありがたいなー」に駒を進めればいいかな、と今は思っています。

それまではマイルールを厳守しながら、わたしの私物と、家事用品や家庭のものなどわたしの管轄内のものを少しでもスッキリ片づけていけたらいいなぁ。