TEMA-NUKI Days

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Evernoteにエンディングノートを作るメリット3つ

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エンディングノート、書いていますか…?

法的な効力はないけれど、自分の生い立ちを振り返ったり、親類縁者の情報をまとめておけたり、財産の簡単な目録を記入できたり、葬儀や埋葬に関しての希望を書いておけたりできるノート。
そんなエンディングノートの存在を知ったのは、15年ほど前…ちょうど父が亡くなった頃でした。

父は2ヵ月ほどの入院のあとに亡くなってしまって、亡くなる前に大事なことはほとんど話すことができなくて。
父に聞きたかったことや言い残しておいてほしかったことがたくさんあって、ドラマや小説みたいに父の手帳や携帯電話に何かメッセージが遺されていたらいいのになと思ったことを覚えています。

そんな経験のあとほどなくして結婚して、「もし今、自分が死んだら?」と考えたときに、残された旦那にはこういう思いはさせたくない、と強く思って。
エンディングノート」の存在を知ってすぐに飛びつくようにしていろいろと書き込み、万が一の備えとして保管していました。

 

「情報」も「葬儀観」も日々変化していく


で、それから数年経って…ふと気づきました。
―― このエンディングノートに書いてあること、どんどん変わって来てる、と。

たとえばわたし名義の口座一覧にしても、ノートを書いたあと新たに開設したり、または解約したり、通帳の置き場所も少しずつ変わったりと変更点が出て来て。あとから修正できるように鉛筆で書いてはあったものの、消したり書いたりしているとだんだん見づらくなってきますよね。

それになにより、わたし自身の「葬儀観」がだいぶ変わって来てしまって。
若かりし頃は「親しい人だけに集まってもらって、この曲を流して、これは省略して、あれをやって…」なんてオリジナル葬儀(?)に憧れていたので、それはもう熱心に細かく希望を書き記しておいたのですが。
いろいろな葬儀を経験するにつれだんだんと「一番家族に負担をかけないのは、普通の葬儀を淡々とやることかも…」というなんとも地味な結論に落ち着いて。
となると、エンディングノートの葬儀の希望欄に書いたことは全部なかったことに…あんなにたくさん書いたのに全部消して書き直し?うーん…めんどくさい…(生粋のめんどくさがり)

そんなこんなで、どうも「紙」のエンディングノートは、早くから準備して長い期間持ち続けるのには向いていないのかもしれない、と思うようになりました。

 

Evernoteエンディングノートを作るメリット3つ


で、困ったときのEvernoteですよ!
Evernoteなしには夜も日も明けないレベルで使い倒してるんだから、エンディングノートEvernoteに作ればいいじゃない!と気づいて、実行してみました。

いざやってみると、Evernoteならではのメリットが―― たとえば ↓↓↓ 

書き換えがすぐに、きれいにできる

Evernoteには毎日PCからもiPadminiからもアクセスして使っているので、思いついたときにすぐにエンディングノートに書き加えたり書き換えたりすることができます。
それに「書き遺す」ものだと思うと、紙の場合は「きれいな字で書かなきゃ…」とか「レイアウトが…」とかいろいろ邪念が浮かんでしまって(笑)身構えてしまうのですが。
Evernoteならばつらつらとタイプしていくだけでそこそこ見られるものになりますし、チェックボックスや箇条書きなどいろいろ使えるのでリストを作ったりするのも簡単。
間違えた!とかここはやっぱり変更しておきたい、と思ったらすぐに書き直しできて、ほんと便利!

これで、常に最新の遺志(って言い方はおかしいですけどそうとしか言えない)をきれいに書き遺しておくことができます

 

クラウドに保存できるのでなくすこともない

紙のエンディングノート、わたしが持っていたのはA4サイズより少し大きめの、薄い冊子タイプでした。
他にも、もっと厚みのあるものや小さめサイズのものなど、今はいろいろありますよね。

でもどんな形にせよ、家の中に保管するなら本棚か、あるいは引き出し、うーん…家族に見つけてもらわなければ意味がないですし、ここにあるよと伝えておいてもそのあと置き場所を変えてしまったらその都度伝えておかないといけないし、そもそもちゃんと覚えていてくれるかどうか。
万が一災害やアクシデントでエンディングノートそのものが失われてしまったら、せっかく書き遺した遺志も活かされなくなってしまう…

でもEvernoteならクラウドに保存されるので、どこからでもアクセスできますし、容易になくす心配もない。
データへのアクセス方法さえ伝えておけば、少なくともうちの旦那なら簡単にアクセスしてくれると思います。
保管についてもし不安ならバックアップをとっておくのもいいでしょうし、さらに紙に印刷しておくのも手ですよね。情報を更新したら前のを破棄してまた印刷すればいいし。
大元の情報がしっかりと保管されているのは、安心だなぁと思います。

 

リンクを貼ることができるので、参照サイトにすぐアクセスできる

たとえば、わたしはふだんからあらゆる会員登録情報Evernoteにまとめていて。
有料会員と無料会員とに分けて、さらにジャンル別に「買い物」や「金融」「インターネット」などと分けて、サービスや企業名・会員IDや登録メルアド・暗証番号(のヒント)を五十音順に一覧にしてあります。
で、そのサービス名・企業名の部分に各ログインページへのリンクを貼って、すぐにログインページへ飛べるようにしてあります。

これはふだんの自分の利便性もあるのですが、万が一のとき旦那に退会や解約の手続きをしてもらうなら少しでも便利にしておいた方がいいだろうという理由もあって。
そうでなくても大変なときに、手続きなんて面倒なことで一つ一つ検索してログインページに飛んでたらうんざりですよね、絶対に。
無料会員は最悪放置でもいいとは思うのですが、有料会員登録はすぐ解約してもらわないとお金がもったいないですし、その手続きをできるだけ手間なくやってもらうためにも必要な準備ではないかと思っています。

で、そんな会員登録情報ノートに、さらにエンディングノートからリンクを貼っています
まずエンディングノートを見て、そのリンクから会員登録情報ノートに飛んで、そこからさらに有料会員登録をしているサイトに飛んでもらって、解約してもらう、と。

他にも、遺品整理のサイトなどにも参考にとリンクを貼ったり、エンディングノートからいろいろな外部情報にアクセスできるようにして。
これは紙のノートにはできないことだと思うので、Evernoteの便利さを痛感します。

 

エンディングノートの内容はこんな感じ


じゃあそのエンディングノートの内容はどんな感じかというと…ざっくりとですが、こんな感じで ↓↓↓

各書類の置き場所リスト

・わたし個人の住所録
・加入している保険や持っている口座のリスト
・保険の証書や口座の通帳


これらの重要書類の置き場所を、チェックボックスリストにしてあります。
ちなみに住所録そのものは、夫婦それぞれにプラスチックケースに入れてタイトルシールもつけてわかりやすい場所に置いてあるので、むしろ住所録にたどり着く方がエンディングノートより早いと思っています。住所録は万が一のとき各所に連絡するために最初に必要になるものですしね。
なので、住所録の方にはこのEvernoteエンディングノートの存在と、アクセスの方法を書いた紙をクリップで留めてあります。まず住所録を見て、それからエンディングノートを見てもらう、という流れになればいいなと。

 

わたし個人の持ち物の処分希望リスト

以前の記事にも書いたように、わたし個人の持ち物はもう衣装ケース1つ分しかありません。

mndgt.hatenablog.com

このケースの中身をどんなふうに処分してほしいか、その希望をチェックボックス形式でリストにしてあります。
たとえば仕事の書類ならシュレッダー(or溶解)処分、写真はおまかせ、手紙は中身を見ずにシュレッダー(or溶解)、などなど…処分したらそのつどボックスにチェックを入れることもできるように。

あとはPC内のデータ…まあ当たり障りのないものばかりではあると思っていますが、一応中身は見ずに全消去をお願いしてあります。

それから、本棚に並んでいる本やCD、DVDなども遠慮せず処分してくれるよう書き添えて…もう自分でほとんど処分してしまいましたが、残ったものも処分するのは申し訳ないなんて思ってほしくないのではっきり書いておこうと。

―― 余談ですが、こういう作業をしていると「やっぱり自分の持ち物はできるだけ少なくしよう」と強く思えるようになるので、片づけのきっかけとしてオススメです…いやマジで、ほんとに。必死度が違ってくる気がしますもん…切羽詰まり度というか。
わたしは今なら自分の持ち物がどれくらいで、どこに何があるかほぼわかりますし、見られて困るものはすでに処分 or それなりの対応(オタク的にヤバイものはスキャンして暗号化してさらにロックなど→S1100とDC-F2100で薄い本を電子化する【裁断・スキャン編】 - TEMA-NUKI Days)をしてあるので、万が一の事態が突発的に訪れてもたぶん安心して成仏できます…「積み荷を燃やす」よう誰かに必死で依頼する必要もほぼありません。
…でも一応、少しは猶予がほしいかなぁ…最終的な処分をしてから安らかに眠りたい…

 

葬儀とその前後に関する希望

もしものときの延命措置に関する希望から始まって、亡くなったあと誰に連絡してほしいか、どういう葬儀にしてほしいか、年忌法要についての希望などを簡潔に記してあります。

それぞれの細かい内容は省略しますが、葬儀は上記のように「ごく普通の葬儀」を葬儀会社のプラン通りにやってもらおうと思っています―― その方が家族の負担が減りそうなので。
年忌法要については家族だけでひっそりやってほしい…というか経験上、法要に関わる親戚絡みのあれこれをとても負担に感じていたので、遺された家族にあれをまた経験させたくなくて。なので、その旨を挨拶文的な形でまとめたノートをEvernote内に別に作って、そこにもリンクを貼ってあります。必要があれば印刷して親族に渡してもらってもいいように…良かれと思って干渉してくるかもしれない親族対策というか(笑)故人の希望という錦の御旗を用意しておいたら少しは役に立つかなぁ、と。

 

会員登録などの解約依頼

これは上記の通り、会員登録情報ノートにリンクを貼りつつ、有料会員登録の解約をお願いしますという件を。
会費がいくらなのかも書いてあるので、やばい、早くやらなきゃ!と思ってくれるかな、と(笑)
でも、生前に自分でできる猶予があるならやっておきたいとは思っています。

 

個人的なメッセージ

ごく簡単な文章ですが、旦那に向けてのメッセージも。
このエンディングノートを訂正したり書き加えたりするたびに、ああこれ ↑↑↑ を全部やってもらわなきゃならないんだよなぁ…って思うと自然とありがとうや申し訳ないという気持ちが湧いてくるんですよね…その勢いのまま、ちょこちょこっとメッセージを書き足しています。
なんというか、自分自身を振り返らせてくれる、感謝の気持ちを呼び起こす…そんな作業でもあります。…喧嘩したときに読んだりするとちょっと反省できます(笑)

 

いつか必ず来るものだから準備は怠りなく


「自分の死」について考えるのは嫌な人が多いかもしれませんが、わたしはむしろ積極的に考えたいタイプです。
というかむしろ考えすぎるくらい…一日に一度は必ず自分に何かあったあとのことを考えている気がします。

たぶんもともとそういうタイプではあったのですが、父が急な病で亡くなり、自分も交通事故で死にかけた、そんな経験がそれに拍車をかけたのかもしれません。

もしかしたら明日、いや今日にでも、突然命は終わるかもしれない。
常にそれを考えて生きている…と言ったらなんだか不幸そうかもしれませんが、わりと気軽に考えているのでしあわせに生きてます、ありがたいことに。
今のところ特に後悔もないですし、未練もないですしね。

望むことはただ一つ、遺された家族に迷惑をかけないこと。
あれはどこに行った、このことはどうしたらいい、あーもうほんと…恨むよ…(泣)って、そんなふうに泣かせたくない、それだけです。
ただでさえつらい時間を細かい雑事で煩わせたくない、何も手につかない呆然とした状態のときによけいな負担をかけたくない。
自分にできるかぎりの準備をして、少しでも負担を減らしたいなと思うのです。

―― といっても、人生は本当にどうなるかわかりません。
わたしが一人残される可能性だってあるわけで。

それならばそれで一人暮らしの老後に向けて持ち物の整理や把握などの準備をしておきたいし、最後を託すことになる誰か…子供のいない我が家なら姪たちか、あるいは施設の人に迷惑をかけないように必要事項を書き遺しておきたい。

いずれにしてもいつか必ず来るときのために準備をしておくことがわたしにとっての「安心」なので、できるだけのことはこれからもしていきたいと思っています。

 

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