Twitterで日記をつけるメリット7つ
【2023/04/07 追記】
Twitterの仕様変更に伴い「ツイエバ」さんがサービスを終了されました。
代替案として「Slackでライフログをつける」ことにした記事を更新しました。
本記事の方法は今後は実行は難しくなると思います。残念です……
ただ、ライフログに対する考え方自体は変わらないのでこれからもデジタルライフログは上記の方法で続けて行く予定です!
【追記終わり】
Twitterで日記をつけて、もう5年目になります。
ライフログに興味を持って調べているうちに、いろいろな方々のやり方にたどりついて。
それを自分なりにまねっこさせていただきました…今となってはもう記憶があいまいで具体的にこの方やこの方の、と紹介できないのが申し訳ない…いつも素晴らしい方法を紹介してくださっている方々、本当にありがとうございます。
とりあえず、わたしのやり方はなるべくカンタン手間いらずな感じで。
デジタル日記のつけ方
Twitterと「ツイエバ」というサービスを利用するので、詳しい方法は「ツイエバ」のサイトを見ていただければわかりやすいと思います。
大ざっぱなやり方としては、以下の感じです。
1.Twitterで日記用の非公開アカウントを一つ作る
2.そのアカウントで「ツイエバ」に登録する
3.Evernoteに「ツイエバ」と連携するノートブックを作り、「ツイエバ」側でそのノートブック名を指定する
4.日記用アカウントで黙々とツイートする
5.24時になると「ツイエバ」がその日一日分のツイートをまとめてEvernoteの指定のノートブックに送ってくれる
これだけ!
こうして、毎日つぶやくだけでいつのまにかEvernoteに日記が蓄積されていくわけです。
わたしは自宅で仕事をしていることもあって、基本的には朝起きてから寝るまでPCを立ち上げっぱなしにしています。
なので、Twitterクライアントも立ち上げっぱなし―― 基本的にはニュースや情報をROMする感じで。
で、日記アカ用のTwitterクライアントはそれとは別なもの、軽くてコンパクトなものを使ってます…万が一にもアカの取り違えを起こさないように。
日記のつもりで書いた本音全開発言を通常アカに誤爆なんてやらかした日にはもう…腹を切るしかないので……
体重とお天気もアプリ経由で日記にツイート
個人的な決まりとしては、まず朝起きたときに体重を計測して、それを体重管理アプリから日記アカ経由でツイート(非公開なんで!大丈夫です!)
そしてイラストつきでつぶやけるお天気アプリからも日記アカ経由でツイート。
これで、一日のツイートまとめがその日のお天気(予定)と体重()から始められて、ライフログ感が増します(夏休みの日記感とも言う)
Twitterとツイエバで日記をつけるメリット
わたしが個人的にメリットと感じていることを、以下7点ほど挙げてみますね。
自動でまとめてEvernoteに送ってくれる
つぶやきっぱなしで放置しても次の日にはちゃんと一日分がまとめてEvernoteに送られてるという、ものぐさなわたしには最適すぎる機能。
日記ってとにかくめんどいですよね…でもTwitterでつぶやく行為はもう習慣になってしまってるので何のめんどうさも感じません。
わたしのすることといえば、ただただつぶやくだけ。あとはぜーんぶ自動でやってくれる。
これで、継続へのハードルがとても低くなりました。
そして無料
しかもそんな便利なサービスが無料なんて、それはもう使わせていただくしかありますまい!
これもまた継続へのハードルを低くしてくれますよね。
有料ならば有料で、お金払ってるんだから続けなきゃ!ってモチベになったりもするし、それぞれではありますが…無料はやっぱりありがたいです。
もちろんツイエバにも、メンションも一緒に送ってくれたりなどもっと便利な機能つきの有料プレミアムサービスもあります。
これはこれで、別アカの記録に取り入れるために契約しているのですが、ほんと便利ですよ~。
検索がカンタン
これは個人的にものすごい利点だと思っています。
以前つけていた紙の日記帳では、「あの出来事が何年何月何日に起きたか」を辿るには、適当にあたりをつけてあとはひたすらページをめくるしかありませんでした。
でもEvernoteなら、検索窓にキーワードを打ち込むだけですぐに該当の記述を拾ってくれる!
日記が何年分も蓄積されればされるほど、検索機能がますます力を発揮していくわけです。
この機能は本当に何度も何度も使って便利さを痛感しているので、この機能だけでも全力でおすすめできます!
思考を整理できる
たいてい朝一番最初につぶやくのが「今日はこれをせねば」「そのあとこれをしたい」といった、今日一日の展望です。
TODOリストは別なサービスで管理していますが、あらためて書き起こしていくことで自分の中で一日の流れが整理されて取りかかりやすくなるのを実感しています。
これは日中もそうで、「これが終わったー、次はあれかなー」とつぶやきながら、自然と頭の中が整理されていく感じ。
これは一日の終わりにまとめて日記をつけるときにはない感覚だと思うのでとても新鮮だし、読み返すとその日の思考の流れがわかっておもしろいんですよね~。
さらに、もっと大きな流れ…この日こう考えていたことを、数日後にこうしたんだな、なんていうのもわかって本当におもしろいです。
「いいね」したツイートも一緒に記録できる
興味を持ったツイートはすべていったん日記アカで「いいね」して、その後TLで共有したいものを公開アカウントの方でRTすることにしています。
たとえば、ノーベル賞の公式アカウントからの受賞第一報ツイート ↓↓↓ とか。
BREAKING NEWS The 2015 #NobelPrize in Physics to Takaaki Kajita @UTokyo_news_en and Arthur B. McDonald @queensu pic.twitter.com/ipvzm0EEFN
— The Nobel Prize (@NobelPrize) 2015, 10月 6
他にもニュース速報ツイート、あとはまあオタクなんで「あの大作ゲームのリメイクついに決定!」とか、とにかく興味を持てばなんでもかんでも。
で、ツイエバがそれも一緒にまとめて送ってくれるので、その日自分に起きたことだけでなく、世の中で何が起きたのか、大小さまざまなニュースも毎日一緒に記録できる。
まるでその日の新聞の切り抜きを日記に挟み込むような、そんな感覚がとても楽しいし、読み返すのもおもしろい。
これは始めたときは無意識だったのですが、そういう効果もあった!とあとから気づいて(笑)かなり気に入っている機能、というか使い方です。
グチが加速しない
これは個人的な感覚なので、誰でもそうなるかどうかはわからないのですが。
昔は紙の日記帳につけてたんですよね、日記。
結婚した直後などは張り切って「5年日記」などにも挑戦してました。がんばってたなぁ、自分。
でも読み返すとなんかこう…暗い?読んでるだけで気が滅入っちゃいそうな…別にそんな暗い日々じゃなかったのになぁ。
ところが、Twitterでつけた日記を読み返すと、そういう鬱々した感じがないんですよね。
なんでだろう?と考えたとき…ただの推測ですが、まず140字の制限があるのがいいのかな、と。
長々グチりたくてわーっと書いても、140字で一区切りになる。いったん送信して、そこでひと息ついちゃうことで気持ちが少し落ち着くのかな、と。
あとは、一日中だらだら書き込むのも、意外といいことなのかも。
一日の中でも気分の上下ってありますよね。
日記をまとめて書くときは、その書いている瞬間の気分が色濃く出そうですが、一日中書いていると必ずどこかで浮上してヒャッハー!みたいになるんで(笑)「暗い瞬間だけが切り取られる」ってことがなくなる気がします。
場所を取らない
できるだけ少ないモノで暮らしたいめんどくさがりとしては、これはとても大きなメリットです。
別に厳重に隠すつもりはないですが、でもやっぱり日記って多少置き場所に困るものですよね。
あとは、処分したくなったときそのまま捨てるのもなんだか憚られるので、シュレッダーでバリバリ分解しなきゃいけない(5年日記を2冊分やったんでめんどうさは身に沁みてます)
でもEvernoteならば、置き場所に悩む必要もなく、処分するときはノートを削除(&ゴミ箱からも削除)で簡単スッキリ。
あとは、持ち歩きがかさばらない(というか普通にスマホを持つだけ)ので、外出先でリアルタイムで日記を書くのもカンタン(「病院で会計待ちなう」的な)
あーこの日病院だったっけとか、待ち時間長かったなーとか、いい記録になったりするものです、意外と。
日記をつけるメリット
と、Twitter日記のメリットを挙げてきましたが。
しかしそもそも、そんなにしてまで日記ってつけなきゃいけないものなの?
って疑問はありますよね、当然。
で、正直…つける「必要」はない…とは思います。
でも、日記って意外と大事なんだなって、わたしは「手術」と「震災」で実感しました。
病気になったとき
数年前、とある病気で手術しましょう、ということになったのですが。
その症状がいつから始まった?どんな状況だった?というようなことを診察時に聞かれるのですが、それを記憶だけでたどるのはなかなか難しく。
前に同じ症状で別な病院にかかったのいつだったっけ…など、医師にもっと明確に伝えられたら診断もより早く正確になったのかな…ともどかしく感じました。
こういう記録、つけておくと本当に役立つと思います。
大きな災害が起きたとき
某東北民なのですが、震災後ずいぶん経ってから、急に県民健康大調査的なものが届きまして。
「3月~4月の外出記録をできるだけ正確に記入してください」的な無理難題をふっかけられたりして…んなの覚えてるわけないじゃん!っていう。
これが、ライフログをつけよう、と決意した直接的なきっかけでした。
どこに行ったか、何を食べたか、上の「病気」の項目でもそうですが、ささいなことの積み重ねをあとでいきなり問われる可能性がある…しかもそれが自分や家族の安否を左右する可能性がある、それを経験したのはとても大きかったです。
「今」の記録をつけておくことが、「未来」の自分を助けることがある…かもしれない
少なくともわたしは、それが「ある」ことを体験したので、「未来」の自分のために「今」を記録しておこう、そう思いました。
―― っていっても、普段はそんなこと意識せずにただの趣味(笑)で記録してるんですけどね。
あ、あとは意外と、おつきあいの記録的な意味でも有用だったりします。
あの人に前に会ったのいつだったかなーとか、去年あの人に誕生日お祝いメール送ったっけ?とか、正式な贈答記録には書かないようなちょっとしたやり取りを思い出すのに役立ちます。
いずれにしても、この習慣はこれからもずっと続けていきたいと思っています。
万が一Twitterがなくなってしまったらまた何か別な手段を考えて。
そうやって、年を取っても続けられたらいいなぁ。