TEMA-NUKI Days

かんたんべんりにくらすためのちいさなライフハックなど

ライフログをSlackでつける6つのメリット(23/04/07暫定版)

よくアクセスをいただいているこちらの記事。
 

mndgt.hatenablog.com

 
今回のTwitterの方針転換により、抜本的な見直しを迫られることになりました。
ツイエバさんも4/5にサービスの終了を宣言され、TwitterのログをすんなりとEvernoteに保存していくのは現時点では難しそうです(IFTTTは復旧しましたが5月以降はどうなるかわからないので……)
ちらほらチャレンジしている方も見かけているので、いずれ方法は出て来るかもしれません、期待とともに待ちたいです。
 
ということで今回はタイトル通りの結論と方法を、参考にさせていただいたサイト様のリンクとともになるべく端的に書きます。
たぶんここに辿り着かれた方は可及的速やかに「方法」が知りたいのであってそこに至るまでの経緯などは不要だと思いますので(実際ここ数日の自分もそうでしたし)
 
今回取った方法はいわゆる「ひとりSlack」というやつですね。
 
ライフログをSlackでつけていく方法> 23/04/03~暫定版
【利用するもの】
・Slack
・Todoist
・IFTTT などお好きなサービスを
 
Evernoteにログを保存するもの】
・SlackのメッセージTwitterのツイートと同じ感覚で「つぶやき」ます)
・天気予報
Googleカレンダーに書き込んであるその日の予定
 (自分・家族・体調など種々のカレンダーを各々送信します)
・Todoistのタスク完了報告
 
上の記事でつけていたもともとのログは「天気予報」「体重」「一日分のツイート」だったので、「体重」はなくなりましたがむしろログの種類は増える結果に。嬉しい誤算です。
 
では以下、私が取った方法と手順を簡単に説明していきます。
Slackの始め方、IFTTTの使い方などは各自検索していただければと思います。
 
 

SlackとEvernoteを連携させる

Slackに「ライフログ」のチャンネルを作る

 
名前はお好きなものでいいと思います。いろいろ海外発のサービスを使うので私はとりあえず英語名にしておきました。
 

Evernoteの先頭のノートブックをライフログ用に変更する

 
先頭のノートブックはデフォルトだと「"アカウント名"のノートブック」的なものだと思うのですが、SlackとEvernoteを連携させると有無を言わさず先頭のノートブックに送信されてしまいます。
ライフログ専用のノートブックを作る場合はノートブックの先頭に来るように名前をつけておくと良いと思います。
 

Slackの「ライフログ」チャンネルのメッセージをEvernoteに送信する

 
私はこちらを参考にさせていただきました。ありがとうございます!
 
Slackの入力欄に「/clip」と打ち込むとポップアップ画面が出て、保存するメッセージの範囲を選ぶことができます。
また上記のサイトでも紹介されているように、「/clip」のあとに文字で指定することで「今日」「昨日」「12月」「2022年」など様々な範囲をEvernoteに保存することができます。
私は基本的に夜寝る前、Slackアプリを落とすときに「/clip today」と打って今日の分のメッセージを保存することにしていますが、うっかり忘れたときには翌日に「/clip yesterday」と打てばリカバリできるので安心だなと。
 
Slackのうれしいところは、Slack上でもメッセージの日付が変わるときちんと日付変更線をいれてくれるところ、
 

 
そしてEvernoteに一日分のメッセージを送るとノートのトップに日付を入れてくれるところですね。
 

これはとてもわかりやすい!
こういうのが大好きなのでこれでかなりSlackさんに落ちました(笑)
ただしノートのタイトル自体には日付は入らないので手動で変えるしかない(と思う)ので注意です。
 
他にも、Slackを初めて使ってみて感じたのは、
Twitterとほぼ同じ感覚で「つぶやく」ことができる(140字制限もなし)
・画像も貼り放題
・絵文字も使い放題
・なんなら自分で絵文字を登録できる
Evernoteに保存したときに一つ一つの「メッセージ」にきちんと日本時間が添えられて記録される
など細やかで自由度が高いなと。
 
iPhoneアプリもあるので、家の中でもiPhoneをいつもポケットに入れて持ち歩いている私はサッと取り出してアプリをタップ、音声入力ですぐに書き込む流れもTwitterで日記をつけていたときとまったく同じです。
欲を言えばAppleWatchアプリがほしかったところですが、前はあったのになくなったらしく。あったらもっと便利になりそう。復活してほしいところです。
 
すでに仕事で使っていらっしゃる方も多いと思いますが、「ひとりSlack」、かなり快適だなと感じています。
 

できるなら自動送信したい

 
これはがんばればできるはずなのに私にはできていない、現時点での願望です。
ツイエバさんはそれをやってくださっていたので本当に手間いらず、いつのまにかログができているすばらしいサービスでしたが、今は手動で送るしかありません。
 
こちらの方法も試したのですが、どうしても上手くいかず……トークンと、後述のWebhookの相性が悪い?ようなお話も見かけたので、そのせいかもしれませんが。
全般的に、トークンを使用したスクリプトと私の相性がよろしくないようで一つも成功しなかったので、諦めて手動で送ることにしています。
いつか自動で送れたらいいなぁ。
 

Slackに記録するもの

SlackとEvernoteを提携し、Slackのメッセージを一日分まとめてEvernoteに送る準備ができました。
では何をSlackに記録して行くか、私が現時点で取り入れているものを挙げていきます。
 

日記

まんまですね。
上記の通り、スマホアプリがあるので思いついた時にタップして音声入力で歩きながらでもパッと入力できます。
Twitterのアプリと違って一覧性が高いように感じるので見返すのも楽ですし、「今起きた」とかものすごく些細なことまで記録し始めていて楽しいです。
 

天気予報を毎朝定時に自動で通知する

これに関してはこちらのサイト様に何から何までおんぶにだっこさせていただきました。本当にありがとうございます!
 
 
先ほど触れたSlackの「Incoming Webhook」アプリ(外部ソースからの情報をSlackに送信できる)と「Google Apps Script」(GAS)を使用して、Slackに自動で天気予報を送信できます。
送信時間もGASの方で指定できるのでとても便利。
 
ただ、日中何度か試運転しているときにどうしても最低気温が「null」になってしまってどうしたものかと思っていたところ、こちらで使用している天気予報APIの説明を読んでいたら
 
気象庁から配信されているデータの関係上、今日の最低気温は取得できません( null になります)」
「日付が変わってから今日分の天気が配信されるまでの0時~5時の間は、気象庁 HP の API で明日分として配信されている天気を今日の天気、明後日分として配信されている天気を明日の天気として返します」(天気予報 API(livedoor 天気互換)より引用)
 
という説明があり。
ということは、5時までに取得して送信するようにすれば最低気温も表示される?と試してみたところしっかり表示されました。
 
私はスクリプトなどまったくのド素人なド文系ですが、このスクリプトで四苦八苦している間にほんの少しわかってきた部分があって。
たとえば天気の種類を増やしたり(雪国なので雪は必須、「○のち△」などももっと増やしたいなど)天気のイラストや天気予報の名前、アイコンを替えたり、この部分は私は不要かなとか最高気温と最低気温の上下を入れ替えたいなとか、いろいろカスタマイズさせていただきました。
 
ただこれ、このあとのカレンダー連携でもそうなのですが「Incoming Webhook」を使用するとどんな名前に変更しようがEvernoteに送信したとたんに全部「Incoming Webhook」表示に逆戻りしちゃうんですよね(アイコンはそもそも非表示になる)……何か方法があるのかもしれませんが、今はとりあえずこれで。
 

Googleカレンダーの予定をSlackに自動で通知する

 
これはこちらのサイト様を頼りにさせていただきました。ありがとうございます!
 
 
これもSlackの「Incoming Webhook」アプリと「Google Apps Script」(GAS)を使用して、時間指定をして送信しています。
 
上でも書いたように私はGoogleカレンダーに種々のカレンダーを作っていろいろなスケジュールをざっくり把握しています。
それを起きるまでに自動送信して「起きてSlackを立ち上げるとその日の予定を確認できる」になったら便利かなと思い……カレンダーを見れば済む話なのですが、後述のTodoistといい、長く使っていると意識が分散してしまってだんだんと見なくなりつつあったので、両者がSlackにまとまることで再活用できつつあります。
 
送信しているカレンダーはまず「自分」「家族」「実家」「推し()」の予定で、これらは0時~5時の間に一時間ずつずらして設定しています。なんとなく自分なりの順番があるので。
これを朝一番に把握することができるのは心強いですし、推しの予定が入っていれば今日のライブ頑張れ!と思いますし(?)なんか元気になれます、QOL上がります、たぶん。
それから頭痛の間隔や服薬の有無、女性特有の体調の周期性など把握するのにとても役立つ「体調」カレンダーは19時に送信する設定にしました。午後に頭痛で服薬した、なんてしょっちゅうですし(うれしくない)ライフログとしては一日の終わりにその日の体調を記録したいので。
 
アイコンもそれぞれ工夫してカレンダーに合ったものに替えました。作業楽しかったです……Evernoteには送信されませんが😅
 

Todoistで完了させたタスク名をSlackに通知する

 
これは苦肉の策です。
本当は「Todoistの"今日のタスク"を"毎朝"Slackに通知する」のが理想でした。
しかし、公式の二者の連携ではSlackからTodoistにタスクを書き込めますよ~的なものが多く。
IFTTTでアプレットを探しても「Todoistに新規タスクを書き込んだらSlackに送る」的なものばかりで。
 
私がTodoistに書き込んでいるのは「繰り返しの予定」がほとんどで、新規タスクを書き込むことはごくまれです。それではトリガーになり得ない。
またTodoistとGoogleカレンダーを連携させた「Todoistカレンダー」はあるのですが、これはもうとっくに消したはず、というようなタスクがカレンダーにはずっと残っているのでリアルとずれが生じており上記の手段で送るのは無し。
 
そんな中、IFTTTのアプレットで「タグをつけたタスクを完了させたらSlackに通知する」的なものを見つけて、これを応用できないかと。
毎朝「今日のタスク」を見るのは諦めて、その代わり毎日「したこと」を記録して「ログ」として残す。これが本来の「ライフログ」なのかもだし、と発想を切り替えました。
 
 

 
こんな感じで、タスクを完了させるたびに通知が記録されるのでまさに「ライフログ」ですよね。
おかげで(?)最近はGoogle Keepにタスクを記しがちだったのですが、ここ数日はまたTodoistにタスクを記入してチェックボックスをクリックするのが楽しくなっています。
 

ライフログをSlackでつける6つのメリット

こちらは以前の記事とほぼ同じですが、12年間つけてきて改めてデジタルライフログのメリットを。

ほぼ自動で記録できる

これは上記の通りです。

自動にできなかったのはEvernoteへの送信(肝心な部分ではありますが)くらいで、あとは天気予報・Googleカレンダーの予定・Todoistの完了記録を自動でSlackに記録できています。

RSSも徐々に使い始めていて、今はまだRSSリーダーで読んだ記事を1タップでSlackに送る程度ですが、がっつり読みたいコンテンツがあればRSSも連携してログに残したいですね。

 

そして無料

これもそのまま。Slackの無料プランで問題なくシステムが動いています。

ありがたいです。

 

検索がカンタン

個人的にはこのメリットがあるから絶対にデジタルライフログをやめられないです。

病気・入院・人付き合い・趣味、今まで何百回検索してきたかわかりませんし、家族にも「あれはいつだったっけ?」と聞かれてすぐに検索して辿り着けるなど、何度も助けられました。

「今」の記録をつけておくことが、「未来」の自分を助けることがある…かもしれない、と前のブログにも書きましたが、この考え方はこれからも変わらないです。

 

思考を整理できる

これも同じく。今回は特に「毎朝Googleカレンダーの予定を記録する」ことも始めたので、朝起きてSlackを見て一日の予定を把握、それをもとにじゃあ午前中はこれをしよう、昼までにこれを終わらせよう、さて午後は何をしようかな、などをつらつら書き込みながら整理していけるのがとても良いです。

 

グチが加速しない

これも、細切れの「つぶやき」(メッセージ)だからこそのメリットだと思います。

Twitterと違ってSlackに140字の縛りはありませんが、あまり長々と書くのもUIに合わない感じがして自然と短文の連投になっています。

カッとしようがもやもやしようが、ぶつぶつ書き込んでいるうちにまあいっか!となれますし、以前も書いたように一日のある時間にまとめて日記を書くと煮詰まりがちでも、一日中ぽつぽつ書いていると気分の変化があってもやもやも長続きしません。

わりとネガティブなのでこういうツールはありがたいです。

 

場所を取らない

最後はやはりこれで。
物理の日記帳は処分したいと思ったときに本当に本当に大変なので!
何冊も破り捨てた経験上、もう紙の何かには日記をつけたくないです……
スマホやPCアプリでさらっと入力できてEvernoteで読み返せるデジタル日記、本当に良いです!
 

ツイートも記録したい!

 
以上、現時点での「Slackによるライフログとメリット6つ」でした。
 
この数日間とにかく検索しまくって参考にさせていただいたサイト様がたっっっっくさんあるのですが、「Slackでライフログ」に関して一番わかりやすくまとまっているのがこちらかなと思います。
 
 
現状はこれにて満足!
ですが本当はこれに昔から使っているTwitterアカウントや親しい人とだけやり取りしている鍵アカウントなども保存できたら言うことなしなんですよね……実際、Evernoteで検索するのはそちらのアカウントのツイートも多かったのです。あのイベントいつだったっけとか、フォロワーさんとあの件で話したのはいつでどんな話したっけ?など、とても大事な記録でした。
そう、ツイエバさんにはアカ1つ分課金して自分のリプライも送ってもらっていたんですよね。友達への他愛ないリプ、全部宝物です。
そしてRTやいいねも……それなのにどうしてこんなことするのついったー、そしてますく氏よ……
 
今のところは復活したらしいIFTTTでしのいでいますが、5月以降どうなるのか情報が錯綜していてよくわからない。
念のため代替案を日々必死で検索しているのですが、すでに自作のツイログ的なものを構築された方もいらっしゃるようですし、いずれGASレベルまで初心者に優しいスクリプトなりが生まれ出るかもしれない。
今のところ、検索して辿り着いたピタゴラスイッチのような、こんな方法あるんだなー!と感心してしまった方法を試してみていて、一応ツイのログを取ることに半分くらい成功してる……かな……というところです。
リプライもいいねも取得できないし、画像もダメだけれど、アカウント2つ分をごちゃ混ぜに、たまに取りこぼしながらでもなんとか取得できているので、ひとまずはこれとIFTTTの併用で。
 
そうまでしてでもログを保存する意味はある、と私は震災後にログを取り始めてからの12年間で実感してきました
だからこれからも、サービスが終わったらまた次のサービスを探しながら、綱渡りででもライフログを記録していきたいと思っています。
 
最後に、ツイエバさん、送信していただいてきたツイートのログはこれからもずっと私の財産として、大事な資料として活用していきます。
本当に本当にありがとうございました。