枕元に「とりあえずセット」を【防災】
3月ですので、【防災シリーズ】をいくつか。
枕元に、「とりあえずとっさに持って逃げるセット」を置いています。
東北民なので、5年前の震災では本当にいろいろなことを経験し、学びました。
思えば震災直後は、毎日のように夜中に大きな揺れが来襲。
3/11の揺れを体がまだまだ覚えている時期でもあり、揺れるたびに飛び起きては玄関ダッシュの日々でした。
目が悪いわたしは、枕元に眼鏡、そしてスマホを置いて、飛び起きるたびに引っつかんでいたのですが。
慌ててるせいでつかみ損ねたり、寝ぼけながら片手でスマホ、片手で眼鏡かける、っていうのはなかなか手間取ってそのたびにあわあわして。
もっとこう、すばやく無心でダッシュしたい!
でも眼鏡は絶対になくてはならないものだし、スマホも地震情報やら連絡手段やらで必須、これだけは死守したい!
じゃあどうしたらもっと眼鏡とスマホを持ち運びやすくできるだろう?
そう考えて、「とりあえずとっさに持って逃げるセット」、略して「とりあえずセット」を作ることにしました。
とりあえずセットの作り方
1.取っ手付きのかごを用意します(100均などで売っているもので十分)
2.「これだけは持って逃げたいもの」を入れます
これだけ!
ただし、かごはなるべく小さい方がかさばらないし重くなりません。
あと取っ手部分は離れないよう結束バンドなどで固定してしまった方が、つかむときに安定して持ちやすくなります。
それから、ここに入れるものはあくまでも「とっさに」持って逃げたいもの。
貴重品や防災グッズはまた別にリュックなどを用意して入れた方がいいかと思います。
あれもこれもと入れ始めるとキリがないと思うので…そのあたりはそれぞれのチョイスですかね。
今では、揺れたらまず起き上がりながらセットの入ったかごの取っ手をつかみ、揺れが大きければそのままそれを持って玄関ダッシュしています。
眼鏡とスマホと、などとバラバラに手探りしてつかむ必要がなくなっただけでもすごく気楽だし、とりあえずこのかごさえ持てばいいという安心感も予想以上に大きいのです。
とりあえずセットの内訳
内訳、といっても、カンタンなものばかりです。
一応、春夏バージョンと秋冬バージョンがあります(笑)
春夏バージョン
・眼鏡(ふだんかけているものを寝るときに外して入れる)
・スマホ(寝るときに入れる)
・懐中電灯
・笛
・ハンドタオル
眼鏡とスマホはとにかく必須。
ハンドタオルはスマホや眼鏡のクッションも兼ねて。
…って、これだけかよ!って感じですね(笑) 一応これが基本形ということで。
秋冬バージョン
・眼鏡
・スマホ
・懐中電灯
・笛
・ハンドタオル
+
・フリースソックス
・カイロ
・マスク
基本の春夏バージョンに、防寒グッズが加わります。
冷え性にとっては裸足で逃げるのはつらいので、玄関ダッシュしてそのまま少し待機するはめになったらすかさずフリースソックスを履きたい。
さらに待機が長引いたらカイロであたたまりたいし、万が一玄関外に出る事態になったら、防寒&寝起き顔隠しにマスクも大事かなと(その他ベンチコートが玄関横の部屋に通年スタンバってます)
とりあえずの安心
とりあえずセットをかごに入れるもう一つのメリットは、「散らばらない」こと。
揺れがあまりにも大きいといろいろなものが「吹っ飛ぶ」ということを、あの震災のときに痛いほど思い知りました。
眼鏡やスマホは比較的軽いので、揺れの力で簡単に散らばってしまいそう。
暗闇の中でそれを探すのも大変だし、万が一眼鏡を踏み壊してしまったりなんぞしたら目も当てられません。
でもかごの中にまとめて入れてあれば、散らばるリスクはだいぶ軽減されそうですよね。
そんな安心感もあって、この方法は本当に気に入っています。
このセットを作ってから、夜中の揺れにも以前より冷静な対応ができるようになりました。
すごく小さな自己流の工夫だけど、必要に迫られて編み出した知恵、自分が自分に合わせてしたカスタマイズだから、満足度も高い。
とりあえずの小さなこと、でも意外と大きな安心です。
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